和田眼科
裸眼で快適な生活を
開院以来の手術総件数
約8,400件(2023年度 789件)
白内障手術
約6,000件(2023年度 525件)
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術
約1,400件(2023年度 347件)
ICL(アイシーエル)手術
約 460件(2023年度 144件)
当院における2023年の手術件数は789件で、開院以来の手術総件数が8.400件を超えました。当院の眼科医療を信頼し、ご来院いただきました患者様に厚く御礼申し上げます(手術件数に麦粒腫切開、霰粒腫穿刺、レーザー光凝固療法などの外来小手術は含みません)。
なかでも、当院が注力している多焦点眼内レンズを用いた白内障手術と、近視治療ICLが過去最高の手術実績となりました。このページでは、ICL手術の基本的な内容、特徴などについて解説していきますので、ぜひご参照ください。
ICL治療(眼内コンタクトレンズ治療)
角膜を削らない視力矯正
ICLが「眼内永久コンタクトレンズ」と呼ばれる理由
レーシックに代わる近視治療方法として注目されているICL(アイシーエル)とは、“Implantable Contact Lens”の略称で、小さなレンズを目の中に移植(インプラント)することで近視や乱視を矯正し、裸眼視力を回復させる手術を意味します。
インジェクターがレンズを小さく折りたたんだ状態で眼内に射出するので、レンズ移植のための切開創は約3ミリという非常に小さな切開で済むため、目にかかる負担を少なくするのはもちろん、回復も早くて日帰りで行うことが可能です。
また、眼内に挿入するICLのレンズは、「コラマー(Collamer)」という生体適合性の高い素材を使用しており、ナチュラルに馴染んでいくため、特別なメンテナンスをする必要もなく、長期にわたってレンズとしての機能を果たしてくれます。
「眼内永久コンタクトレンズ」と呼ばれているのはそのためで、メガネやコンタクトレンズをつけるといった日常の面倒な手入れや取り外しの必要がないことは、ICLの大きな特徴の一つです。
ICLが増えている理由
レーシックに代わる近視治療としてICLが広がりを見せているのは、主に次の理由があげられます。
○適応範囲の広がり
これまで-6以上のいわゆる強度近視が対象の近視治療でしたが、技術の進歩に伴って最近は-3から-6の比較的軽度の近視も適応範囲になっています。
○メガネやコンタクトレンズとのコスト比較
メガネやコンタクトレンズを長年使用していると、度数が合わなくなって買い替える必要があるなど、費用が結構かさむものです。
また、朝起きて急いで外出しなければならないのに見つからなくて焦ったり、手入れが面倒だったりと結構手間がかかります。
10年先、20年先のコストと比較して、ICLを検討される方が多くなりました。
その他、ICL手術を受けられた芸能人の方のブログ発信などによるICLの知名度・認知度の高まりも、ICLが増えている理由の一つと言えるでしょう。
ICL適応可能条件と、手術を検討する際のチェックポイント
ICLは原則的に次の条件を満たして適応可能と医師が判断した方が対象となります。
-
-3D以上の中等度以上の近視あるいは乱視、またはその両方をお持ちの方
-
21歳以上かつ原則45歳以下の方
まず、ICLは近視治療ですので、遠視の方には適さない治療法です。
近視の度数が重要になりますので、コンタクトレンズを使用されている方の場合、箱や容器に書かれている数字が「-(マイナス)」で数字が [ 3 ] より大きければICL適応の可能性が高く、小さければICL適応外となる可能性があります。
実際には近視だけでなく乱視なども関係しますし、目の形状や前房深度の浅さなど他の理由で適応外となるケースもありますが、簡易チェック方法の一つとお考え下さい。
また、ICL治療は老眼を治療するものではありませんので、40歳以上の老眼が始まる時期の方は、あえて治療しても、そのあとの老眼進行のために老眼鏡が必要になる場合があります。
◆ICLの適応年齢と近視の強さについての詳しい説明は、以下のページをご覧ください。
また、ICL適応が難しい方、手術のリスクについては、次の通りです。
非常に稀ですが眼圧上昇をきたしたり、水晶体混濁を起こすことがあります。
ICL手術後も、強度近視に伴う網膜状態は変わらないため、定期的検診が必要です。
当院では「ホールICL」「EVO+」を取り扱っています
ICL手術は、日帰りで行うことが可能な安心・安全性に優れた近視治療方法です。
しかし、いくら安全性に優れているとはいっても、やはり目の手術ですから、合併症のリスクをいかに軽減するかということは、常に考えておかなければなりません。
そのため、当院では厚生労働省で承認されている「ホールICL」を、ICL手術で採用しています。
◆「ホールICL」の主な特徴
・目の中で循環している水(房水)の流れの良好さを保つことができる
・術後の眼圧上昇を抑えるためのレーザー虹彩切開が不要
・緑内障などの合併症のリスク軽減
また、レンズ全体の大きさは変わることなく、光学部をより大きく再設計された「EVO+」というレンズがあります。
光学部拡大モデルと考えていただければ、わかりやすいかと思います。
これによってハロー・グレア(夜間の光のにじみ)の軽減、夜間の見え方の改善効果が期待でき、カナダの Sheldon Herzig 博士による「EVO ICL」を用いた症例に関する報告からも学び、当院では「EVO+」も取り扱っています。
ICL手術の治療回数・費用について
手術前は 術前検査として 2回から3回程度の術前検査が必要になります。
手術後は翌日と1週間後 1ヶ月後 3ヶ月後半年検診が必要です。
また、ICLは自由診療で、当院のICLにかかる費用は以下の通りです。
・乱視なしの場合 片眼レンズ代 300,000円 (税込330,000円)
・乱視ありの場合 片眼レンズ代 320,000円 (税込352,000円)
ICLに関する医療費控除などの詳しい説明については、次のページをご確認ください。
(ICL治療の保険適用(医療費控除・医療保険給付金など)について)
医院情報
医院名
和田眼科
電話番号
0798-39-3777
住所
〒663-8245 兵庫県西宮市津門呉羽町1-28今津医療センタービル2階
診療時間
9:00~13:00/15:00~18:30
休診日
日曜・祝日、お盆、年末年始
※火曜日は9:00~11:00まで
休診日:日曜・祝日、お盆、年末年始
手術日:火曜・木曜・土曜の午後
※眼底検査(飛蚊症など)や視野検査はお時間をいただきますので、終了30分前までにはお越しください。
※メガネ・コンタクトレンズが初めての方は、1時間以上お時間がかかったり、別日での対応になる場合があります。